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ほうけい手術から2週間〜3週間で傷口はどうなる?開く可能性は?

一大決心をして受けた包茎手術!

それが、しばらくして傷が開いてしまい、出血が止まらない、傷がふさがらない、傷が汚く治る、なんてことになったら困りますね。

手術後に傷が開くかも、と想像するだけで怖いですね。

傷口もどのように治っていくか、わからないと不安だと思います。

  • 包茎手術後の傷の経過はどうなるか?
  • 日常生活で傷は開かないのか?


今回は包茎手術を検討している人によくいただく、上記のような質問ついて解説します。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

また、包茎手術をご検討されている方向けに、費用や保険適用に関して以下の記事で詳しく解説しております。この機会にご覧いただけると幸いです。

【参考記事】:包茎(ほうけい)手術の費用相場は?保険適用には隠れたリスクも…

包茎手術をして2週間経つと傷口はどうなる?

結論を言うと、包茎手術後の傷は2週間もするとふさがります。

ほかの部位の傷は1週間ほどでふさがり抜糸となりますが、ペニスは勃起によって皮が引っ張られ緊張がかかる箇所のため、余裕を見て2週間でふさがる、と考えています。


その間に傷口から出血したり皮がむくむことはありますが、徐々に落ち着いていきます。

手術から2週間目までの、傷の治り方の推移を考えていきましょう。

当日〜翌日の症状

包茎手術によって包皮内側の血管が出血するため、高周波メス(電気メス)で念入りに止血(しけつ)します。

陰茎に血液がたまり大きく腫れる「血腫(けっしゅ)」を起こさないようにするためですが、止血処置を時間をかけて行っても、包茎手術後は傷口から出血します。

まったく出血させないことは不可能で、傷の部分からジワジワとにじむように血液が出ます。

手術当日、翌日まではある程度出血することが予測されるため、包帯の圧迫を強めにしてお帰りいただいています。


おおむね翌日にはある程度の出血は落ち着きますが、勃起した際や長時間歩くなどして血流がよくなる場合、数日間は出血する可能性があります。

包帯で圧迫されていれば、陰茎が大きく腫れあがる血腫を起こす可能性はほぼありません。

万一血種を起こすとすれば、翌日または翌々日くらいまでとお考えください。

3日目〜7日目の症状

手術から3日ほど経過すると、出血や痛みが落ち着きます。

包茎手術後はひどく痛むように想像する人も多いですが、通常の切り傷の痛みに近いとお考え下さい。

「ジンジンと痛がゆい感じ」という表現が合っており、処方する痛み止めであさまるケースがほとんどです(痛みの感じ方は個人差があるため、痛みを感じる際は我慢せず痛み止めを服用なさって結構です)。


包帯ににじむほどの出血も、3日を経過するとだいぶおさまってきます。

この頃になると、大きく腫れる「血腫」を起こす可能性はかなり低くなります。

5~7日もすると痛み止めもほぼ必要なくなり、わずかに出血する程度となります(亀頭の裏側である小帯側からの出血はありますが、やがて止まるため心配ありません)。

傷が徐々にふさがり始めます。

1週間目〜2週間目の症状

手術から1週間以上経過すると、ほぼ出血はおさまります。

包帯に少量の血液が付着するかもしれませんが、手術直後から3日目と比較すると出血はかなり少ないとお考えください。

傷はある程度ふさがり、縫合した糸が外れる箇所もあります。

糸は傷がふさがったから外れているわけで、傷が開くことはないとお考えください。

意識的に勃起させると傷が痛む、突っ張る、出血することがありえます。

2週間目〜それ以降の症状

手術から2週間すると、おおむね傷はふさがります。

抜糸式のナイロン製の糸で縫合した場合、2週間ご意向で抜糸が可能となります。

時折この時期でも、じんわりと出血する、少し傷がジュクジュクしているというケースがありますが、傷自体はふさがっており、あとしばらくで表面が完全にふさがっていくとお考えください。


皮膚表面に傷があると、「傷が開いている」「ふさがらない」「これでは抜糸ができないのではないか?」と不安を感じる人がいますが、心配ありません。

傷は深い部分から徐々にくっつき、やがて表面もふさがります。

ふさがるスピードは個人差があるため、2週間で皮膚表面もしっかりとくっついている方だけではありません。

まだ表面に赤みがある、少しジュクジュクしている、少量の出血や浸出液(しんしゅつえき:傷がふさがる際に出る薄黄色の液)が出るなどのケースもあります。

表面がふさがり切っていなくても抜糸は可能で、むしろ糸を外したほうが表面がふさがりやすいことがあります。

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包茎手術での傷口は2週間、長くても3週間でふさがる。

前述したとおり、包茎手術後の傷がふさがる目安は2週間ですが、遅くとも3週間で完全にふさがると考えてよいでしょう。

術後に勃起を繰り返すことでふさがるスピードが遅いこともありますが、3週間が経過すればまずふさがっていると考えて問題ありません。

表面がジュクジュクしている、赤みがある、出血している場合でも抜糸は可能です。


ドクターが傷の状態を拝見し、抜糸の判断をいたします。

傷のふさがりが遅くて予定日より抜糸を延長して延ばす、というケースは多くの症例の中でも非常に稀です。

包茎手術から2週間〜3週間で注意するべきこと【傷口以外】

包茎手術を終えて2週間〜3週間経過したあと、日常生活で注意すべきことはなんでしょうか?

以下のようなことについて気をつけることが事前にわかっていれば、手術の計画も立てやすいかと思います。

  • 入浴
  • 飲酒
  • 性行為
  • 運動


よくいただくご質問をまとめましたので、参考になさってください。

入浴

手術から2週間が経過すると、ナイロン製糸で縫合した糸を抜きます(抜糸)。

糸が付いている間は、完全に湯船につかる入浴は控えていただいています。

ただ傷口は清潔にしたほうが治りがよいため、手術4日後からボディーソープを使用して縫合部分を含めた患部を洗うようお伝えしています。


4日目以降はシャワーで濡らしても傷が開くなどの心配はないため、安心して洗ってください。

抜糸を終えた翌日から、湯船につかって結構です。

傷のふさがりが遅く入浴を延期したほうがよい場合は、ドクターより入浴についての注意事項を申しあげます。

飲酒

包茎手術を躊躇(ちゅうちょ)する理由のひとつに、飲酒ができないことが挙げられます。

毎日飲酒する人も多く、アルコールを飲めない期間があると困りますね。

飲酒が禁止となる理由は、「アルコールを摂取することで血流がよくなり、包茎手術の縫合部分から出血しやすくなるため」です。

縫合部分から外へ出血しなくても、陰茎内部に血液がたまり「血腫(けっしゅ)」を起こす可能性もあります。

出血や包帯を予防するため、包茎手術から4日間は陰茎全体を包帯で強めに圧迫します。

飲酒によって包帯で圧迫していても出血・血種を起こすことがあるため注意が必要です。

性行為

マスターベーション(オナニー)ならびにパートナーを伴ったセックスは、包茎手術から1か月間は禁止となります。

20歳前後の年齢的に若い人、性欲が強い人にとって、1か月間の禁欲期間は手術を躊躇するもっとも大きな理由となります。

前述したとおり、包茎手術後の傷はおおむね2週間でふさがり、ナイロン製の糸は抜糸が可能となります。

仮に傷の表面がジュクジュクしていても、3週間もあればほぼふさがります。

それでも1か月間の禁欲が必要となるのは、以下のような懸念点があるためです。

  • 性行為によって、傷に緊張がかかる。
  • 雑菌が入り感染を起こす可能性がある。


性行為は勃起したうえで陰茎部分に強い緊張がかかるため、完全に傷がふさがっていないと開いてしまう可能性があります。

また、表面の傷がふさがり切っていないと性行為によって菌が入り、感染によって陰茎内部が化膿することも考えられます。


日常的な勃起、寝ている間や明け方の勃起(朝勃ち)によって傷が開くことはありませんが、意識的に勃起させることは2~3週間はできるだけ気を付けてください。

運動

運動によって包茎手術後のペニスを強くぶつけると、血液がたまる内出血を起こすことがあります。

また、運動によって血流がよくなると出血しやすくなるというリスクもあります。

術後は動かずに安静にする必要はありませんが、運動によって経過が長引く可能性があるため、5~14日間程度は控えていただくようお願いしています。

運動の種類によって、禁止する期間は変わってきます。

  • 負荷の軽いダンベルによるトレーニングであれば、5~6日後から可能です。
  • 本格的な筋トレ(ベンチプレスなど)は、10日前後控えてください。
  • ジョギングは10~14日前後、控えていただきます。
  • 激しい動きの運動(野球、サッカー)、患部をぶつける可能性のある運動(格闘技、柔道、空手、ボクシング)、水泳やマリンスポーツは、2週間程度控えるようお願いいたします。


一定の期間が過ぎれば問題ありませんが、内出血を起こす可能性がなくなり傷が落ち着くまでは、激しく動くことはお気を付けください。

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包茎手術後に傷口が開く可能性はない

包茎手術によってできた傷は、前述したとおり2~3週間でふさがります。

ペニスに緊張がかかる性行為は1か月間禁止となりますが、性行為を含めてその時期に傷が開くことは、まず考えられません。

皆さんが思う以上に人間の体の治癒力は高く、一度ふさがった傷が性行為を含めた日常生活によって「パクっ」と傷が開くことは起こりえないと言えるでしょう。

ただし、各注意事項は絶対に守るようにしてください。

禁止されている期間を破り、早い段階で性行為を行う、激しく引導する、完全に入浴する、などによって傷に負担がかかり、傷が開く、内出血を起こすなど予期せぬことが起こる可能性があります。


万一そのような経過になれば、クリニックにて対応いたしますが、予定通りの経過をたどり傷がきれいにふさがるために、注意事項を破ることは絶対にお控えください。

高品質の治療・アフターケアならネオ形成外科へご相談を

ペニスは男性にとって、とても大事な部分です。

セックス、排尿、男性のシンボルなど、様々な役割があります。

一大決心をして受けた包茎手術で、安全にきれいに治っていくためには担当するドクター、クリニックのケアが非常に大事になります。

以下のような各工程を丁寧に行う必要があります。

  • 取り除く皮の正確なデザイン
  • 痛みが出ないよう安全に麻酔をかける
  • 海綿体を傷つけることなく切除する
  • 内出血を防ぐための念入りな止血
  • ふさがる前に傷が開かず美しく皮膚がふさがる縫合


経験あるドクターが担当すれば、美しい仕上がりの包茎手術は保証されます。

もしも経過が長引いた場合も、症例数の多いドクターであれば適切な処置、判断が可能です。

包茎手術の成功は、すべてドクターの技術にかかっています。


私と山本院長は、その点に絶対の自信を持っております。

安全で美しい仕上がりの高品質な包茎手術を受けるために、ぜひ私たちネオ形成外科へお任せください。

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、ネオ形成外科を開設。▶公式サイトURL:https://mens.fairclinic.jp/about/

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