包茎でも、皮をむいて亀頭を露出させたままの状態を維持することを「むきグセをつける」というようです。
来院なさる患者様の、「むきグセがつかなくて…」というコメントからそのような言葉を知りました。
皮をむいて亀頭を出したままでクセづける、包茎の皮の「むきグセ」は、実際にできるのでしょうか?
くわしく解説します。
むき癖は効果ある?【幼児の場合】
幼児の場合、年齢差はありますが徐々に亀頭の先の皮の締め付けが取れ、亀頭が出せるようになっていきます。
お風呂などで親御さんが皮をむき、亀頭を出して洗ってあげるようにすると、先端の締め付けは広がってむけやすくなります。
そういう意味では、幼少期の「むきグセ」は、皮を少しずつむくようにして、むける範囲を広げてあげることと考えてよいでしょう。
幼いうちは皮の締め付けが残っていることも多いため、無理にむいてそのまま放置すると、ペニスの血流が悪くなり危険です。
長時間むいたままにしないよう、注意してください。
むき癖は効果ある?【おとなの場合】
成人してペニスの長さもある状態の場合、締め付けのある包茎でなければ、皮をむいた状態を維持しやすくなります。
亀頭のカリの部分に皮がひっかかると、皮はむけて亀頭が露出した状態となります。
皮が多い、サオが短い、亀頭が小さいなどの場合、むいてもすぐに戻ってしまう(ふたたびかぶってしまう)ことになります。
可能な限り皮は向き、亀頭を出しておくことは、衛生面や外の刺激に慣らす早漏防止の意味でもよいと思いますので、「むきグセ」は効果があると考えます。
ただし、包茎の方の場合は「むいたまま」の維持が難しいケースが多いと思います。
自分でむき癖をつける方法
むいた状態を維持するために、以下のような方法がネットで紹介されています。
矯正リングの使用
昔から雑誌やスポーツ新聞の通販で売られていましたが、「包茎矯正リング」なるものがあります。
いまもネットなどで販売されているので、一定数の重要があるんだろうと思います。
皮をむいた状態で亀頭の下にプラスチックやゴム製のリングを装着し、かぶらないように維持する方法です。
器具で皮に傷が付いた、外せなくなった、などの報告もあるようなので、おすすめの方法ではありません。
テープの使用
上記よりもお金をかけずにむいたままを維持するために、「むいた皮にテープを巻き付ける」という方法も耳にします。
実際にその方法を試した方に効くと、長時間巻いていて蒸れて炎症を起こすケースがあるようです。
安易に行わないようにしてほしいですが、試す方は短時間にとどめておいたほうがよいと思います。
むき癖の効果を感じない場合の解決策は?
- むいたまま生活する
- 器具を使う
- テープで巻く
などの方法を続けても、余った皮がなくなるわけではないため、むいた状態を維持することはできず、根本的な解決にはなりません。
ネオ形成外科では、以下のような治療によって、包茎を根本から治す、改善を目指すという方法をおすすめしています。
包茎手術
平常時と勃起時のペニスの長さの差を測り、余分な皮を切除・縫合することで包茎を治す方法です。
包茎を根本的に治すにはもっとも確実な方法となり、亀頭直下法・亀頭直下埋没法であれば傷跡も目立たず、平常時も勃起時もペニスにフィットした皮になります。
亀頭増大術
亀頭のカリを大きくする亀頭増大によって、「ダムで川をせき止める」考えと同じく、かぶらなくする方法もあります。
皮の余り方によっては亀頭増大後もかぶることがあるかもしれませんが、包茎が改善するケースも多くあります。
もともとの亀頭の大きさ、皮の余り方によって、包茎の改善がどこまで見られるか判断できますので、診察時にアドバイスいたします。
長茎術
埋まっているペニスを引き出す長茎術で、包茎を治すことを希望する方もおられます。
皮の余り方によりますが、引き出せるペニスの長さは限界があるため、「長茎術前よりかぶりにくくなった」「手術によって亀頭が出やすくなった」という効果は可能ですが、完全にかぶらなくすることは難しいと考えます。
ペニスが長くなり、かつ包茎が手術前より改善したと、効果を喜んでいただくケースも多くあります。
むき癖の効果に限界を感じるならネオ形成外科へご相談を!
自然にむきグセをつける、器具やテープを使ってむけた状態を維持するというのは、実際の効果や安全性を考えると難しいと考えます。
手術を受けてまで包茎を治したいか、は人によって考え方が異なります。
しかし、「確実に安全に、そしてすぐに包茎を治したい、改善したい」とお考えになるならば、包茎手術、亀頭増大手術、長茎術をおすすめします。
実績のある医師が担当することがもっとも大事なので、ぜひ私たちネオ形成外科へお任せいただければと思います。
経験年数が長く、豊富な招請を持つ医師が必ず診察、手術を担当いたします。
ぜひご相談ください。お待ちしております。