You are currently viewing 包茎手術後の腫れが引かない期間はいつまで続く?対処法を徹底解説。

包茎手術後の腫れが引かない期間はいつまで続く?対処法を徹底解説。

包茎手術を検討する人が踏み切れない理由のひとつに、「ダウンタイム(経過期間)と術後の生活制限」が挙げられます。

体の中心にあるペニスの皮を切除して縫合するわけですから、ぶつけて腫れてしまわないか?勃起したら傷に影響があるのか?仕事やスポーツは制限されるのか?入浴やシャワーはどうなるのか?など、心配は多くあるでしょう。

ここでは、包茎手術後のダウンタイム(経過の詳細)と術後の禁止事項・生活制限などを解説します。


手術後が経過が心配でいつ受ければよいか、を検討している人にぜひお読みいただきたい内容です。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

また、包茎手術の費用や保険適用については、以下の記事で詳しく解説しております。この機会にご覧いただけると幸いです。

【参考記事】:包茎(ほうけい)手術の費用相場は?保険適用には隠れたリスクも…

包茎手術後に腫れが引かないのは問題無い?

包茎手術を受けたあと、ペニスが腫れるのか?どれくらい腫れるか?が気になる人は多くいらっしゃいます。

ズボンがもっこりとふくらみ周囲からわかるほど大きな腫れが出るのであれば、外出すらできなくなりますね。

腫れる原因、腫れ方の目安、期間、過ごし方についてくわしくお伝えします。

手術後の腫れは必ず起きる

ペニスは多くの血管が通っているため、包皮を切除する包茎手術を受けると、多少の腫れが生じます。

包茎手術の際に、血管を高周波メスによって焼灼し、出血を止めます。

それでも手術後にペニスの血管からじわじわとした出血があり、ペニスがいくらかふくらみます(亀頭直下の縫合部分からも出血します)。

包皮の内側で起きる出血によってふくらむ状態を、いわゆる「腫れている状態」といいます。

術後、まったく腫れないようにすることは不可能で、いくらかの腫れが出ることをご理解ください。


また手術後の経過で、包皮の内部に浸出液(しんしゅつえき)という傷を治すときに出る薄い黄色(オロナミンC色)の液が出ます。

それによりいわゆる浮腫み(むくみ)と呼ばれるふくらみも出るため、よりふっくらして見えると思います。

ただほとんどの場合、腫れの度合いはわずかで、大きく膨らんだ状態まで腫れることは非常に稀であるとお考えください。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

手術後、腫れる期間は約2~3週間

実際にペニスが腫れた場合、ほとんどは7日から10日間ほどで引いていきます。

よほど大きく腫れる場合でも、2~3週間もすると腫れはなくなります。

手術直後の腫れが大きければ大きいほど、引くまでの期間が長引くとお考えください。

そのため、手術中にいかに出血を抑えるかが大事になってきます。

包茎手術の時間の多くは、血管を電気メスで焼灼する止血(しけつ)の処置に時間を要するとお考えください。

止血作業の時間や手間を省くと、手術後に陰茎が大きく腫れる「血腫(けっしゅ)」を起こすことがあるため、念入りに行う医師が担当することが大事です。


止血の処置と同時に、包茎手術後にしっかりとペニスを圧迫して腫れを予防することも必要です。

手術後に腫れがあっても痛みは少ない

ペニスが腫れる、という状態は字面的に大変痛そうに見えますね。

が、さほどではありません。

腫れぼったい感覚はあるものの、強い痛みを感じることはほとんどないとお考えください。


むしろ腫れを予防するためにペニス全体に巻いている包帯による圧迫のほうが、きついと感じると思います。

包茎手術、陰茎に強い痛みが出る場合、大きな腫れが生じていると考えます。

海綿体と包皮の間に血液がたまり大きく腫れると、血液によってペニス全体が強く押さえつけられるため強い痛みを感じるのです。

通常量の出血であれば外に漏れ出る、あるいは自然に吸収されていきます。

が、あまりに多い出血の場合は包皮と陰茎海綿体の間に血液が多くたまり、やがてゼリー状に固まることがあります。

これを血腫(けっしゅ)といいます。

あまりに大きく腫れて血腫を起こしている場合、たまっている血液を抜く処置を行うことがあります。

実際に処置が必要なほど大きく腫れるケースは、年間でも非常に稀とお考えください。


処置が必要なほどの血腫を起こしているか、は検診によって判断できます。

握りこぶしほどに腫れて強く痛む場合は、検診をお受けいただければと思います。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

包茎手術後の腫れが引かない期間でも日常生活は可能

先ほどお伝えしたとおり、包茎手術後、陰茎の腫れは多少なりとも起こります。

ですが、強く痛むようなケースは少なく、包茎手術の縫合部分が時折りジンジンと感じる程度かと思います。

処方する痛み止めを服用していただければ、十分に収まる範囲です。

そのため、仕事や学校、買い物や家事などの日常生活をお送りいただくことは問題ありません。

自宅でじっと寝たきりになっている必要はないため、日常生活に大きな支障はないと思います。


ただし、建設現場などハードに動くお仕事の人は数日間は患部をぶつけないなどの工夫が必要となります。

警察官、自衛官、消防官など緊急時に激しく動く必要がある人も多く来られますが、患部をぶつけない、濡らさないような時期を選んで手術をお受けいただければと思います。

体育会系の部活動をされている人、ルーティンでハードなトレーニングやジギングをしている人などは、内容により7~10日間ほど控えていただけますようお願いいたします。

入浴について(シャワー浴は最短当日から可能)

職場や学校で、男性にも過度な清潔感が問われる時代です。

包茎手術を受けたら、〇日間はシャワーも浴びれませんと言われてはなかなか手術を受ける機会が持てませんね。

包茎手術はペニスのみを切除・縫合する手術のため、ペニスが濡れなければ手術当日からシャワー浴が可能です。

いつものように頭からシャワーをかけるとペニスも濡れてしまいますので、工夫をして浴びていただきます。

手術当日を含め4日目までは、下着をはいたままでペニスにお湯がかからないようシャワーを浴びて結構です。


おじぎをするような体制で頭を下まで下げて、洗髪、わきや腕、太ももから足を洗っていただけます。

体は濡れたタオルでびしょびしょに拭いていただいて結構です。

万一ペニスにお湯がかかった場合は、ドライヤーなどで乾かすようにしてください。

5日目からはペニスもシャワーで洗っていただくことができます。

亀頭直下の糸が付いた縫合部分もボディーソープで洗い清潔にしてください。

昔は「傷がふさがるまでは濡らさない」が鉄則でしたが、現在は手術数日後からしっかりと洗って清潔を保持することで傷が順調にふさがると考えられています。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

仕事は最短当日から可能

包茎手術後はしばらく仕事禁止となっては、受けられるスケジュールが立たず、定年退職まで待たなければならなくなります。

お仕事は当日からなさって結構です。

学生も多く来られますが、当日から授業をお受けいただいて構いません。

仕事や授業に影響が出るほどの痛みや出血は、まず考えられません。

手術後に通勤、通学をする人や、手術当日は休みを取って翌日から通常の生活に戻る人も多くいらっしゃいます。

万一大きく腫れるなどのご心配があれば、状態の写真をスマホ等で撮影し、クリニックのLINE相談やメール相談まで画像をお送りください。


画像を確認し、必要によっては状態をお電話で伺い、どのように過ごしていただけばよいか、あるいはクリニックにて検診させていただいたほうがよいか、を判断しております。

仕事や学校が長く休めない人も多く来られます。

安心してご相談ください。

スポーツは手術後の数日間は控える

包茎手術を検討される人の中には、スポーツをしている人も少なくないでしょう。

体育会の部活、サークルに加入している人、実業団で野球・サッカー・アメフト・格闘技をしている人も来られます。

1年を通してスキューバダイビング、サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人もいます。

昨今の筋トレブームで、ほぼ毎日ジムで筋トレに励む人もいらっしゃいます。

包茎手術後のスポーツの制限は、その内容によって異なります。

ダンベルなどの軽い筋トレは5~6日間、ベンチプレスなどの本格的な筋トレ・ジョギング・ゴルフは7~10日間、水泳やマリンスポーツは2週間、野球やサッカーなどの球技・激しくぶつかる格闘技やアメフト・ラグビーは10日~2週間ほど禁止となります。


痛みがなければ行っていただいてよいですが、早くからハードに動くことで血腫を起こすリスクもあります。

上記の期間はできるだけお気を付けください。

食べ物については特に制限は無し

食べ物で経過に影響することはないため、食べ物の内容や量に制限はありません。

辛い物等の刺激物を摂取しても傷に影響することはなく、自由に食べてもらって結構です。

ただし、糖尿病や血糖値が高い糖尿予備軍の人は血糖値が上がる食べ方をすると傷がふさがりにくいなどの可能性があります。


内科の担当医に注意されている食事の摂り方を遵守し、包茎手術後もお過ごしください(なお、糖尿病の人は包茎手術をお受けいただけないケースがあります。事前にお知らせください)。

飲酒については7日間控える

アルコールを摂取するとお酒が強い弱いにかかわらず、体内の血流がよくなります。

包茎手術後すぐに飲酒することで出血しやすくなる、包皮内に血液がたまり血腫を起こすことがあります。

包茎手術後は7日間は飲酒が禁止となります。

大きく腫れる血腫を起こす場合、たまった血液を抜くなどの処置が必要となることがありますので、飲酒の禁止は必ずお守りください。

性行為は術後1か月間は禁止

包茎手術を躊躇(ちゅうちょ)する大きな理由として、性行為の禁止期間が挙げられます。

セックス、マスターベーションとも1か月間は禁止となります。

性行為によって傷に緊張がかかり縫合部分が開く、小さな傷から雑菌が入るなどの可能性があるためです。

順調な経過をたどるために、性行為の禁止期間は必ずお守りください。

なお生理現象の勃起、就寝中や明け方の勃起は問題ありません。

*勃起すると皮が突っ張る感覚がありますが、時期とともになじんでいきます。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎

包茎手術後に腫れが引かない・痛みが強い場合の対処法

包茎手術後に多少の腫れが出ることはやむを得ないことを乙あてしましたが、あまりに大きく腫れている、腫れが引かないなどの場合はクリニックへご連絡ください。

血腫までは起こしていなくても、引くまでにかなり時間を要するほどの腫れが出ている場合は、状態によっては中にたまった血液を一部抜く、出血が続く場合は高周波メスで止血処理を行うなどなどします。


万が一大きく腫れる血腫を起こしていても、上記の処置によって必ず回復しますので心配はいりません。

長期間腫れやむくみが引かない場合は、包帯で圧迫する期間を延長するなどします。

いまだかつて腫れが長期間に渡って引かない、という症例は見たことがありません。

経過とともに引いていきますので、ご安心ください。

実績豊富なクリニックを探す

ある程度の腫れやむくみは経過の範疇とは言え、できるだけその状態にならない、なっても短期間で済むようにしたいものですね。

担当する医師の努力、クリニック側の術後の工夫によって、心配な期間が少なく済むようにすることは可能です。

フェアクリニックでは内出血の原因となる止血処理に時間をかける、包帯による術後の圧迫を一定期間続けることで、血種を起こすリスクをゼロに近づける、むくみを起こしにくくするなどの工夫をしております。


すべてが順調な経過ばかりでなく、年間で1~2例ほど血腫を起こすケースもあります。

長年多くの症例を見ているから分かること、事前に対処できることは多く、経験をもとに様々な工夫をしております。

「可能な限り患者様の術後の不安をゼロにする」という対応を、徹底しております。

クリニックでヒアリングを受ける

手術を検討しているクリニックがどのような包茎手術を行うかを把握することは大事ですが、術後の経過、万一不安がある場合の対応も確認しておくべき事項です。

診察やカウンセリングの段階で、以下の事を事前に患者様側からクリニックへ確認するとよいでしょう。

  • どのようなリスクがあるか?
  • そういった症状が出た場合はクリニックはどのような対応をするか?
  • 過去にそのようなケースはあったか?


術後の経過や対応があやふやな場合、そういったケースの取り決めがされていないクリニックのため、不安があります。

術後の対応がわからず、救急病院を紹介されるケースもあるそうです。

ベテランの医師、看護師、スタッフが対応するか、信頼できる対応をしてくれるかを事前にアナウンスしてくれるクリニックを選びたいですね。

まとめ:包茎手術後の腫れや痛みが不安な方はフェアクリニックへ

私柴田と山本院長は、同じ男性として患者様が包茎手術に対して不安になる気持ちはよく理解できます。

もし大きく腫れたらペニスは使いものにならなくなるのでは・・・、出血が止まらず救急車で運ばれる事態になるのでは・・・、などの心配をなさる人もいるでしょう。

が、実際にはそのようなことはありません。

万一大きく腫れる血腫を起こす場合も、たまった血液を抜く、必要ならば再度止血処理を行うことで症状はおさまります。

多くの出血がある場合も、患者様自身で行う圧迫止血やアイシングについて事前に説明をしております。

また、出血がおさまらないことがあれば、前述した電気メスによる止血処理で必ず落ち着きます。

大事なペニスなので心配が尽きない気持ちは理解しますが、私たちベテランの医師の対応・処置によって十分にリカバリーが可能で、正常な経過に戻ります。


術後のお問い合わせについても、医師、看護師、スタッフが情報を共有し最善な方法をいち早く連携して動きます。

処置を行うために来院していただく必要があるかどうか、ご自分で行っていただけることはあるか、を判断したうえで迅速に対応しています。

術後のアフターケアもしっかりと行うクリニックこそ、安心して包茎手術を任せられると思います。

フェアクリニックは術前の診察、説明、手術はもちろん、術後のアフターケアも患者様に寄り添って行っております。

どうぞ私たちフェアクリニックへお任せください。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎
柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://mens.fairclinic.jp/about/