ご存知の人も多いかと思いますが、包茎は「3種類」に分類されます。
皮の先端の締め付け方によってタイプが分けられ、締め付けがほぼなく容易にむける「仮性包茎」、締め付けがあり平常時や勃起時にきゅうくつな感覚がある「カントン包茎・かんとん包茎」、締め付けが非常に強くむくことができない「真性包茎」があります。
今回は「カントン包茎・かんとん包茎」の状態と手術について、解説します。
かんとんほうけいとは?【写真を見る前に簡潔に解説】
皮の先端が締め付け、無理にむくと食い込んでむけにくい、むけない、という状態を「カントン包茎・かんとん包茎」といいます。
18~20歳前後までに締め付けが取れない場合、そのまま締め付けが変化することは考えにくく、かんとん包茎の状態が自然に改善する可能性は引くと言えます。
ペニスを包む皮の先端がくびれた形状で硬いため、皮を広げることができず亀頭を露出させることが困難ンあ状態となります。
かんとんほうけいの写真を見て不安なら早めの治療が必要
かんとん包茎は先端の皮の締め付けが強く、むこうと思えばむけるが、亀頭の真下で締め付けがペニスを圧迫し、血流を阻害するほどのきつさが生じることがあります。
親御さんや周囲に自分自身のペニスの相談ができず、「自分がかんとん包茎か」を自覚していない人もおられます。
当院のサイトの「症例写真ページ」ならびにYouTube動画「裏ペニサプ」では、様々な締め付け方のかんとん包茎の症状・手術をご覧いただけます。
写真を動画をご覧になり、「もしかしたら自分もかんとん包茎かも」と思われた場合、早めのちりょうをおすすめいたします。
かんとん包茎は放置しているとリスクがある
皮の先端の締め付けが強く亀頭を簡単に露出できない、むくことが困難、むくと痛いなどの場合、かんとん包茎の可能性があります。
かんとん包茎を放置するとよくない、ということをネットで知り、診察を希望なさる患者様も多くなりました。
放置することで、どのようなリスクがあるでしょうか。
汚れがたまり不衛生である
皮をかぶせたままで放置すると、入浴時もほぼ現れることがなく非常に不潔な状態のため、炎症を起こしやすい環境となります。
後述しますが、かんとん包茎は無理にむくと危険なため、入浴時にむいて洗えるようであれば、無理なく少しずつむいて洗うようにしてください。
少しでもむくと食い込みが強い場合、絶対に無理はしないようにしてください。
締め付けによって血流が悪くなる
かんとん包茎で皮を無理にむいてしまうと、亀頭の真下で輪ゴムや針金で締め付けた状態となり、ペニスへの血流が悪くなります。
壊死(えし)を起こす可能性もあり大変危険ですので、無理にむくときつさを感じる包茎の場合は、むいたままにすることはお気を付けください。
(年に数件、「セックスで不意にむけてしまった」「パートナーが面白がって皮をむき、皮が食い込んで亀頭が腫れて戻せない」など、緊急的に診察を希望する方もおられます)
かんとんほうけいに関する動画【閲覧注意】
当院が運営するYouTube動画「裏ペニサプ」「ペニサプ」でも、かんとん包茎の症例を多く紹介しています。
かんとん包茎の状態や手術の流れを知りたいという方には、非常にわかりやすい動画であると思います。
ぜひ「裏ペニサプ」「ペニサプ」をご覧ください。
カントン包茎手術に密着【モザイク無し】
かんとん包茎の締め付けが亀頭やペニスに食い込んで痛む、外に出慣れていない亀頭が触れて不快感がある、という理由でパートナーを伴ったセックスができない方もおられます。
成人を越えてかんとん包茎が自然に治ることは考えにくいため、見た目や衛生面もさることながら、「セックスで痛みが生じて苦痛」という悩みを長年抱えているかんとん包茎の方は多くおられます。
手術によって締め付けがなくなると痛みの原因がなくなり、正常に性行為が行えるようになります。
セックスのたびに痛みがあると、男性側がセックスを避けるようになる、痛みの不安から若年性のEDになる、なども報告されています。
かんとん包茎で正常な性行為が行えず悩んでおられる方は、ぜひ当院へご相談ください。
仮性包茎を放置していたらカントン包茎に…
もともと簡単に皮をむくことができた仮性包茎の方が、あるときを境にかんとん包茎となり、むけにくいと状態になることがあります。
糖尿病などで血糖値が上がり、先端の締め付けが徐々にきつくなりむけない・むけにくい状態となることがあります。
また、勃起や性行為のたびに皮の先端が繰り返し切れて、硬く締まって治ることがあります。
これらは長い期間を経るケースよりも、数カ月で急激に締め付けがせまくなり、むけなくなることがあります。
仮性包茎の方が「締め付けを感じる」と思った場合、注意が必要です。
かんとんほうけいの実際の写真
かんとん包茎とはどのような状態か、写真を見ていただくとわかりやすいと思います。
亀頭の大きさに比べ皮の先端がせまいため、皮をむくと亀頭に食い込む状態となります。
では、写真を1つずつ見ていきましょう。
26歳男性:かんとんほうけいの手術前

26歳男性:かんとんほうけいの手術前(皮をむいた状態)

26歳男性:かんとんほうけいの手術直後

かんとん包茎手術は、皮の余りとともに締め付けも同時に除去する治療です。
治療内容 | カントン包茎手術+絞扼(こうやく)除去 |
リスク・副作用 | 治療後一時的に、内出血や腫れが生じることがあります。 |
施術費用の目安 | 189,000円~297,000円 |
それによって亀頭が常に露出するのはもちろんのこと、手術前に感じていた皮のきつさ、勃起時の締め付けられる状態が解消します。
写真の通り締め付けはなくなり、亀頭がしっかりと出た状態となります。
勃起やセックス時に締め付けで痛むこともなくなり、正常な性行為を楽しむことができます。
写真を見て「自分はかんとんほうけいかな」と不安な方はネオ形成外科へ
包茎手術の中でも特に「かんとん包茎」「真性包茎」は難易度が高く、締め付けが強ければ強いほど経験のある医師でないと難しい手術となります。
締め付けがあると余った皮の計測が難しく、硬い締め付けのある個所の除去が技術と時間を要します。
安易に手術を依頼するとよい結果が得られず、修正が必要となることとなります。
そのため、経験のある医師に担当してもらう必要があります。
ネオ形成外科は私柴田をはじめ、長年の経験を持つドクター陣が担当します。
難易度の高い手術だからこそ、長年の経験と実績がある私たちにお任せください。
かんとん包茎かを診断し、手術方法についてくわしく説明します。どうぞご相談ください。