「切らない長茎術」の広告を見るケースが多くなりました。
「切らずにペニスを長くする方法で、包茎を治す」という主旨の内容を多く見かけます。
果たして「切らない長茎術」は、そういった効果があるのでしょうか?
長茎術で切らない方法を選ぶ人が増えている?
「ペニスを長くしたいが、切るのは怖い」とお考えの方は多くおられます。
できれば体にメスを入れたくない、という気持ちは理解できます。
「切らない方法」を様々なクリニックがアナウンスをすると、「切らないから受けたい」と希望する人も多くなります。
他院がそのような広告で集客に成功すると、それを聞いた同業クリニックが同じ手法を取り、やがて業界全体が追随するようになります。
いまは「切らない長茎術による集客」がブームとなっている、と考えてよいでしょう。
切らない長茎術とは?切る長茎術との違い!
長茎術は、ペニスを支える陰茎堤靭帯(いんけいていじんたい)を処置する治療です。
ペニスに乗っている皮膚の内側を陰茎堤靭帯(いんけいていじんたい)に固定し、奥に隠れているサオを長く見せる効果が期待できます。
ペニスの付け根を横に2cmほど切開し、靭帯を直接処置を行う「切る方法」と、表面から糸を通して固定する「切らない方法」があります。
長茎術で切らない方法を選ぶデメリット
2cmほどとはいえ、切ることに抵抗がある男性は多くいらっしゃいます。
切ることで勃起や感覚に影響しないか、勃起の角度が下がらないか、などの不安があるようです。
私たち専門医が切る方法を推奨するのは、切る方法が切らない方法に比べ効果的だからですが、切らない方法にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
切らない式は高確率で元に戻る
ペニスの付け根の表面に小さく穴を開け、糸を通して靭帯を固定する方法が「切らない長茎術」です。
太っていてドテの部分に脂肪が多い場合、表面から靭帯へしっかりと糸を通すことができず、長さを固定できない、すぐに外れてしまう、などが考えられます。
効果の面から、切らない長茎術をあえて行わない医師も少なくありません。
カウンセリングで高額請求される
治療効果を考えると、確実性のない切らない長茎術でも結構な治療費用がかかるケースが追いようです。
中には切る方法よりもはるかに高額な請求をされることもあり、「脂肪の厚み」「使用する糸の本数」などによって費用が上がっていく仕組みのようです。
切らない方法だから安いのではなく、「切らない方法ならば受けたい」という患者様の気持ちに乗じて、高い費用を提示されることも少なくないとのことです。
違和感や痛みが残る可能性がある
切らない方法、切る方法にかかわらず、一定期間、治療部位に違和感や痛みを生じることがあります。
経過とともに落ち着きますが、長引く場合はご連絡をいただいたうえ、検診いたしております。
切らない長茎術のメリットはある?
切らない方法は切る方法と比較し、どのようなメリットがあるでしょうか?
術後のダウンタイムが短い
切開していない分、術後の経過は切る方法よりも楽だと思います。
性行為の禁止期間は約2週間、糸で引っ張られる違和感やつった感覚はあるものの、痛みを感じる期間は短いとお考えください。
はげしいスポーツや体力を使う仕事も、早くから行えます。
包茎も改善される可能性がある
皮の余り方や長茎術による効果によりますが、ペニスが出やすくなることで皮がむけて亀頭が露出しやすくなるメリットがあります。
長茎効果で考えると、切る方法のほうがペニスが出やすいため、包茎の改善で検討する場合は切る方法をおすすめするケースが多いです。
「切られる」という恐怖心がない
気持ちの面で「切らずに受けられる」という点は大きいでしょう。
「ペニスの付け根を切って手術する」となると、決心までのハードルが相当高くなりますが、「切らずに糸で留める方法」となると恐怖心はぐっと下がると思われます。
長茎術で切らない方法を選ぶ前にネオ形成外科へご相談を
多くのクリニックが出している「切らない長茎術「切らない長茎術で包茎を治す」などの広告を見て、手術に興味を持たれる方が多くなっています。
実際に切らない長茎術の適用があり、かつ受診したクリニックで切らない方法を行ってくれればよいのですが…
ほとんどの場合、切らない長茎術の広告は呼び込むための方法に過ぎず、診察を受けると「切る包茎手術を受けるべき」と高額な手術をすすめてくるようです。
現在、業界内でそういった集客方法が横行しており、トラブルも多発しています。
安易に広告を鵜吞みにせず、医師が顔出しをしている頼れるクリニックで受診なさることをおすすめします。
ネオ形成外科は、担当する医師の氏名と顔写真、経歴をサイトに明示しております。
診察のうえで患者様の希望に添える治療が行えるかを判断し、わかりやすくお答えしています。
どうぞ私たちネオ形成外科へご相談ください。