ペニスの汚れや垢は、俗に「チンカス」と呼ばれます。
正しくは「恥垢(ちこう)」といい、亀頭や皮に付着する白く湿り気のある垢です。
非常に不快なにおいを発するため、男性自身以上にセックスのパートナーである女性が不潔に感じる、入院や介護で世話を受ける際に嫌がられる、などのデメリットが挙げられます。
今回は「恥垢、チンカス」について解説します。
チンカスの原因は「包茎」
ペニスの垢は、どのようにして作られるのでしょうか?
包皮で包まれた亀頭の内側は、尿や汗・垢・ほこり・精子のカスが付着しています。
亀頭は尿が出るため常にじめじめしており、皮で包まれていると蒸れやすい環境となります。
言ってみれば、夏場にじめじめするわきのような環境、と言えるでしょう。
亀頭に付着した汚れは、じめじめした環境の中でネバネバしたのり状(ペースト状)のものに変わり、強烈なにおいを発するようになります。
細菌や真菌の温床となり、非常に不衛生な状態となります。
包茎の場合、恥垢(ちこう)・チンカスがたまりやすい環境にあるため、悩む方は多くおられます。
チンカスの原因(包茎)を見過ごすデメリット
ペニスの垢がたまっている状態を放置すると、どのようなことが起きるでしょうか?
亀頭に汚れをまとった不衛生な状態を維持するため、様々なデメリットが生じます。
自分も他人も「不快」な気分になる
前述したように、恥垢(ちこう)・チンカスは、非常に不快で強いにおいを発します。
皮がむけにくく洗えないカントン包茎や真性包茎の場合は、恥垢が蓄積された状態となるため、年に数回むいてみると亀頭やカリ首が白い恥垢でびっしりと覆われていることがあります。
においや汚れに関しては、自分以上にセックスのパートナーや介護・入院で世話をする人にとって、不快な思いをさせてしまうでしょう。
ペニスのにおいや汚れに我慢できず、女性側(奥様や彼女)がご主人や彼氏をクリニックへ連れてこられることがあります。
包皮の内側で炎症が起きる
恥垢が付着したペニスは雑菌の温床のため、亀頭や尿道、皮などが炎症を起こします。
いわゆる「亀頭包皮炎」「尿道炎」などの要因となります。
包茎が原因でよごれがたまり炎症を起こした場合、皮が被った状態が解消されなければ完治しないケースも多くあります。
亀頭癌の原因になる
排尿時に尿が飛び散る
包茎の場合、皮をむいて排尿する方とむかずにする方がおられます。
皮をむかない、またはむけないためにかぶせたままで尿をすると、尿が飛び散り便器から外れてトイレを汚すこともあるでしょう。
むかずに排尿することで、包皮の内部は汚れた環境となり、やがて蒸れてにおいを発するようになります。
ペニスを下着にしまったあと、皮と亀頭の間にたまった尿がしみ出てくることもあります。
チンカスとサヨナラする方法
恥垢・チンカスが発生しないようにするには、どのような方法があるでしょうか?
日常的に清潔にする
包皮と亀頭の間に汚れをため込まない、清潔を維持することが効果的です。
皮をむいて排尿する、数時間に一度亀頭を洗う・ウェットティッシュで拭くなどする、日常的に皮をむいて亀頭を乾かす、などが対策となります。
包茎手術で治療する
もっとも効果的な方法は、包茎手術です。
特に、平常時も勃起時も亀頭が露出した状態になる亀頭直下法・亀頭直下埋没法で受けることによって、亀頭は常に乾いた状態でさらさらし、汚れが付着しにくくなります。
夏場でも清潔を維持できるため、介護や入院でペニスが洗えなくなる環境を気にして、清潔維持のために包茎手術を受ける中高年男性も少なくありません。
チンカスの原因は「包茎」が大半…ペニスの悩みはネオ形成外科へ
ここまで恥垢・チンカスがなぜ作られるか、そのデメリットはなにか、を解説しました。
汚れがたまる環境が、恥垢の生成にはもっとも適していると言えます。
包茎は恥垢・チンカスを作る絶好の環境です。
常に亀頭を露出し、とにかく乾いてさらさらした状態を維持していれば、恥垢・チンカスが作られにくくなります。
ペニスを清潔に保つには、包茎手術が非常に効果的です。
安全で美しい仕上がりの包茎手術を受けるために、ぜひ私たちネオ形成外科へお任せください。
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