患者様からの相談で、「どれだけ気を付けておしっこをしても、飛び散ってしまう」というものがあります。
尿が希望の方向に飛ばず、便器から外れてしまう、自身の下着・ズボンを濡らしてしまう、という内容です。
おしっこが飛び散る原因はなにか、を解説します。
おしっこが飛び散るよくある原因は「包茎」
尿がまっすぐに出ない、飛び散ってしまうもっとも多い原因として、「包茎であること」が挙げられます。
実際にご来院なさる患者様の状態を診察すると、尿が希望の方向にいかずあちこちに飛び散る、という人は包茎の状態で皮をかぶせて排尿しています。
皮の余りが亀頭の先端に集約され、太いホースから尿が出る仕組みと考えるとわかりやすいですね。
余った皮は厚みのある蛇腹状のホースのようなので、尿がまっすぐ出ずにあらぬ方向に飛んでしまうのです。
皮の先端には尿がいくらか残っており、下着にしまうと「ジュワッ」としみ出てくることもあり、下着が汚れる原因にもなります。
おしっこが飛び散る原因が包茎の場合に受けるべき手術方法
包茎によって尿が飛び散る場合、包茎手術によって解消されるとお考えください。
亀頭がむけていても、尿がまっすぐに飛ばない、シャワー状に散る、などのケースはあります。
様々な包茎手術の方法がありますが、おしっこが飛び散ることを解決するにはどの方法が適しているか、解説します。
カントン包茎手術(亀頭直下埋没法)
皮の先端がせまいカントン包茎は、ホースの先をギュッと抑えた状態となるため、シャワー状に尿が飛び散りやすいと言われています。
先端の締め付けを除去し、余った皮を亀頭の真下で縫い合わせる「亀頭直下法」「亀頭直下埋没法」であれば、カントン包茎でも
しっかりと亀頭を出した状態に仕上げることができます。
真性包茎手術(亀頭直下埋没法)
カントン包茎よりも皮の先端の締め付けが強い、真性包茎の場合、スムースに尿が出ないケースもあります。
亀頭が袋に包まれた状態で、穴が小さいため、一度包皮の中で尿がたまり、小さな穴からこぼれるように出てくることがあります。
尿が太ももや下着にかかる、まったく予期せぬ方向に飛ぶ、尿を終えた後にしみ出てくる、などはよく聞くケースです。
包茎手術「亀頭直下法」「亀頭直下埋没法」によって、真性包茎の状態も手術後はしっかりと亀頭が出た状態になります。
尿も正常に出すことが可能になります。
包茎の治療に関するよくある質問
おしっこがまっすぐ出ない、飛び散ってあちこち汚してしまうことから、包茎手術を検討する人も多くおられます。
特に介護や入院を意識する、中高年男性は「排尿」についての悩みが切実です。
尿が飛び散ることで包茎手術をお考えの人は、どういった心配ごとがあるでしょうか?
当院へ寄せられる質問をもとに、解説します。
手術中に痛みはどれくらいか?
麻酔や手術中、手術後の痛みを気にして包茎手術を躊躇する人は多くおられます。
無痛状態で手術を行うために、局所麻酔をかけ、痛みを感じないことを確認のうえで手術を開始します。
麻酔の注射は何か所か行いますが、極細の針を刺す痛みは「つめ先で皮をつねる」感覚に似ており、1~2か所の麻酔で
やがて痛みは感じにくくなり、その後も麻酔の注射をされていることはわからないと思います。
手術後の傷跡は残るか?
亀頭直下法の場合、亀頭の真下で皮を切除・縫合するため、傷あとは目立つことはありません。
カリ首という亀頭のでっぱりの真下で傷は、「屋根の軒下」に傷がある状態のため、周囲にはわかりません。
美容外科的な縫合で行うため、傷あとは1本の線のように仕上がります。
勃起や性感帯に影響は出ないか?
この質問も多くいただきますが、宗教上の理由から包茎手術は紀元前から行われており、「歴史上もっとも古い外科手術」とも言われています。
感覚や勃起に影響するならば、そもそもそのような手術は行わないでしょう。
感覚や勃起をつかさどる神経は、ペニスの非常に奥深くを走っています。
切除する際に触れる皮の深さは1ミリにも満たず、大事な部分に触れることはありません。安心してお任せください。
包茎治療による多くのメリット
包茎手術を受けると、どのようなメリットがあるでしょうか?
おしっこの飛び散りが改善
今回のテーマとなる、「おしっこが飛び散る」という点は、包茎手術によって解消されます。
亀頭が出た状態となり、尿が出る尿道口を邪魔するものがなくなるためです。
例外的に尿道口の形によっては、ややシャワー状に尿が出ることも考えられます。
ただし、これまでのように皮の中に尿がたまり、そのしずくが垂れる、下着につくなどは解消されるため、だいぶ清潔になります。
尿や垢の臭いがなくなる
上記のように尿が外へ出て下着やズボンに付着することがなくなれば、不快なにおいは出にくくなります。
また、尿が亀頭につき、その後皮で覆われていると蒸れたにおいを発したり、恥垢(ちこう)という白いのり状の汚れのかたまりを生成しなくなります。
亀頭が常に出て乾いている状態は、圧倒的に清潔とお考えください。
性病の予防になる
尿が常に亀頭につき皮で覆われていると、包皮炎や尿道炎などの炎症を起こすことがあります。
不衛生な状態が保たれると治ることがなく、慢性的に炎症で悩むケースも少なくありません。
炎症を起こした亀頭や包皮、尿道は抵抗力がなく、性感染症(性病、STD)を持つ女性とのセックス(オーラルセックス:フェラチオを含む)
から性病を罹患する可能性が高まります。性病に罹患しやすくなる観点からも、包茎の状態は気を付けるべきと考えます。
早漏が解消される
亀頭が常に露出していると、外の刺激に慣れます。
それにより過敏過ぎる亀頭は強くなり、刺激に強い「射精をコントロールしやすくなる亀頭」に変わります。
包茎手術は早漏防止につながるため、早漏で悩む人に非常に喜ばれています。
性行為への不安が解消される
包茎で衛生面や見た目、早漏などの機能面に自信がないと、女性とのセックスに消極的となる男性は少なくありません。
包茎手術はペニスの見た目・衛生面・機能面のデメリットをガラッと変えるため、手術によって男性は自信を持ってセックスにのぞめるようになります。
セックスへの不安がなくなり自信を持てることで、余裕をもって楽しめるようになります。
おしっこが飛び散る原因が包茎であれば専門医による治療を推奨
おしっこがまっすぐに出ない、飛び散る、二股に分かれて出る、などの悩みがある場合、専門クリニックへご相談ください。
原因が包茎である場合は、包茎手術についてくわしい説明が受けられます。
経験豊富な専門医による治療手術を受けられる安心感
症例が多い専門クリニック、専門医に手術を担当してもらうことは絶対条件と言えます。
ペニスは男性にとって「第2の顔」と称されるほど大事な部分です。
安心して包茎手術を託すために、上手な医師、にお願いするようにしましょう。
自力での治療とは違い失敗による痛みや壊死の可能性が無い
皮の締め付けがあるのに無理にむいて血流が阻害され、ペニスに痛みが続く、亀頭が壊死を起こすなどのリスクもありえます。
包皮の先端が締め付ける状態の人は、絶対に自己流でむきクセをつけるなどは危険なのでおやめになってください。
包茎手術を受けることで、締め付けによるトラブルはなくなります。
ご自分の状態が包茎手術を受けたほうがよいかは、専門クリニックに相談するとよいでしょう。
手術後の仕上がりが綺麗
包茎手術を躊躇する人の中には、「いかにも包茎手術を受けました」という汚い傷あとになることを心配するケースが多いようです。
自由診療で包茎手術を受けると、術後の仕上がりの美しさを最優先に考えて行う手術方法を選ぶことができます。
それが「亀頭直下法」「亀頭直下埋没法」です。
せっかく包茎が治ったのに、傷あとが汚くて温泉やサウナで脱げない、女性の前で裸に慣れない、というのでは本末転倒です。
どのような手術方法で行うか、仕上がりはどのようになるかは、手術前にクリニック側へしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ:おしっこが飛び散る要因が包茎であればネオ形成外科へ
包茎によって尿が飛び散る場合、包茎手術がもっとも確実な方法であることをお伝えしました。
機能を損なわず、美しい見た目で仕上げるために、手術を依頼するクリニックやドクター選びは非常に大切です。
私たちネオ形成外科は、包茎手術の経験が豊富なドクターのみが手術を担当します。診察によって手術が必要かを判断し、カウンセリングでくわしく方法を説明しております。
無理に手術をすすめるようなことは、絶対にありません。
安心、安全に包茎手術を受けるために、どうぞ私たちネオ形成外科へご相談ください。ご相談をお待ちしております。