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包茎手術は痛い?実際は麻酔〜手術中の痛み共にない

「痛みが怖くて、長年包茎手術を決断できなかった・・・」という患者様は、大変多くおられます。

ただでさえ敏感で、かつ男性にとっては「宝」であるペニスに麻酔の注射をし、メスで切り、糸で縫う・・・

たしかに字面にすると怖いですね。よくわかります。

そこで今回は以下の3つを解説していきます。

  • 「包茎手術はどれくらい痛いのか」
  • 「どの工程で痛みがあるのか?」
  • 「そもそも包茎手術で痛みはあるのか?」


ネオ形成外科公式YouTube「ペニサプ」にて、モニター患者様が包茎手術を受ける、全工程のリアル動画をアップしています。

動画内の患者様のリアクションをもとに、「包茎手術の痛み」についてお伝えします。

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また、包茎手術の費用や保険適用については、以下の記事で詳しく解説しております。この機会にご覧いただけると幸いです。

【参考記事】:包茎(ほうけい)手術の費用相場は?保険適用には隠れたリスクも…

包茎手術は痛い?患者様の感想をご紹介


再生数が120万回再生を越え、「この動画を見てネオ形成外科での包茎手術を決意しました!」

というお声も多い、モニター「筋トレゴルファーさん」の動画を参考にしながら、実際の痛みの感想を検証しましょう。

*YouTube「ペニサプ」は、台本一切なし、ヤラセなしなので、「手術中のリアルなリアクションと感想」を見ていただけます。

包茎手術は皮を切って縫う手術です。

そのため、手術中のすべての痛みはもちろん、感覚そのものを取り除くために麻酔を行います。

「そもそも麻酔注射が怖いんだよ!」という方が多いですが、動画の麻酔注射のシーンのとおり、ほぼ痛みはありません。


個人差はありますが、ペニスの皮に麻酔注射をすると「つねられるようなチクリとした感覚」はありますが、激痛が走ることはありません。

ペニスの根元付近の皮に麻酔注射をすると、その一帯はすぐに無痛・無感覚の状態となります。

麻酔が効いた箇所に注射を刺し、麻酔の範囲を広げていきます。

麻酔注射の痛みは最初の1刺し、2刺し目くらいまでで、その後は無痛・無感覚となります。

動画で患者様へ痛みの確認を行うシーンもありますが、ペニスの感覚がなくなってから手術を開始します。

その後皮を取り除く、高周波メスで止血する(血管を焼きます)、縫合するという工程で患者様が痛みを訴えることはありません。

動画内で筋トレゴルファーさんは、「止血の時、焦げるようなにおいがしたが痛みは感じなかった」と言っておられましたが、まさにその通りと思ってください。

包茎手術で痛みを心配する必要はない

前述したとおり、来院する患者様のほとんど(100%と言ってよいと思います)が、包茎手術の痛みに不安を感じて、長年悩むものの決心できずにおられます。

「包茎手術を受けたい!長年の悩みから解放されたい!」でも「麻酔や手術中の痛みが不安で決心できなかった・・・」とおっしゃる、60代から80代の人がとても多く来られます。

そもそも男性は痛みに弱いもの。

生理や出産をする女性とは、痛みに対する耐性が違います。

麻酔や包茎手術中の痛みの心配がなければ、包茎手術を決意するハードルはとても低くなると思います。

以下について解説していきます。

  • 実際に包茎手術は痛いのか
  • 痛みを取るために私たち医師はどのような工夫をしているのか
  • そもそも痛みを心配する必要はあるのか

麻酔の痛み

包茎手術の麻酔は、主に注射による局所麻酔を行います。

包皮に麻酔をしますが、注射針を刺すためその際に「つめ先でつねる感覚」があります。

「麻酔注射は、つめ先で皮をつねる感覚です」と患者様へお伝えするものの、相当な痛みを想像されるのか、「本当はもっと痛いんじゃないですか?」と心配する人もいます。

私はほかの痛みのたとえとして、「陰毛を引っ張って抜く感覚に近い」ともお伝えしています。


局所麻酔は注射部位から広い範囲に効いていくため、麻酔がかかっている箇所にふたたび注射をし、ペニス全体に麻酔を効かせます。

多くの患者様は麻酔の痛みについて、「最初に麻酔注射をしたときに『チクッ』とするが、やがて効いて感覚がなくなる。その後の麻酔はほぼわからなくなる」とおっしゃいます。

近年は子どもの包茎を早く治してあげたい、と保護者が小学6年生から中学生のお子さんを連れて来られることも多く、そういった年齢の患者様でも十分に耐えられる麻酔となります。

手術が終わるとほとんどの患者様が、「この程度の痛みなら、もっと早く受ければよかった」とおっしゃられます。

手術中の痛み

ペニス全体に麻酔がしっかりと効き、感覚がないことを確認したうえで手術を開始します。

麻酔自体はすぐに効いてきますが、痛みがないか、感覚はあるか、を皮膚をつねったりこすったりしながら確認します。

もし麻酔の効きが弱い場合や効いていない箇所がある場合は、麻酔を追加します。

麻酔が効いていないままに手術を開始することはありませんので、ご安心ください(「麻酔が効いていないのに手術が始まることはありませんか?」というご質問をよくいただきますが、絶対にそのようなことはありません)。


なんとなく触れられている感覚はあるものの、包茎手術中に「痛み」を感じることはありません。

  1. 包皮を切除
  2. 血管を高周波メスで焼灼する
  3. 縫合する


包茎手術では上記の工程を経ていきますが、まったくの無痛状態のため、私たちがお伝えしない限り患者様自身は「なにをされているか」はわからないと思います。

手術後の痛み

包茎手術を行った際の局所麻酔は、術後3~4時間ほどすると麻酔効果が切れてきます。

けがの痛みと同様に、「ジンジン」「ズキンズキン」とした切り傷の痛みを感じます。

すりむいたような鈍い傷は痛みが出やすいですが、メスで切開し縫合したような傷はそれほど痛みが出ないことが特徴です。

包茎手術は鋭利なメスで切開し、細かく縫合しているため、通常のけがよりも痛みが出にくいとかんがえてよいでしょう。


手術後の痛みを心配する人も多いですが、通常のけがと同じような痛みで、こちらで処方する鎮痛剤の内服で落ち着きます。

手術から3~4日は痛みが出ることがありますので、5回分の鎮痛剤を処方しています(痛みに弱い人は、市販の鎮痛剤を追加で服用なさっても結構です)。

よほど強い痛みが出る場合は、陰茎が大きく腫れる「血種(けっしゅ)」を起こしている可能性があります。

血種を起こすとペニスが子どもの握りこぶしやボールくらいに腫れ、強い痛みを伴います。

手術中は相当に気を配って止血処理をするため、血種を起こすケースは年間でも非常に稀です。

(包茎手術後に強い痛みがあり大きく腫れている場合は、血種を疑います。クリニックまでご連絡ください。)

なお、血種を防ぐために手術後はペニス全体に包帯を巻き、強く圧迫します。

手術後の痛みはなかったが、包帯の圧迫がきつかったとおっしゃる人もおられます。

クリニックによって包茎手術の痛みは変わる?

包茎手術の手順は、ほとんどのクリニックで大きな違いはないでしょう(技術のうまいへた、傷や仕上がりの美しさはクリニックによって違いはありますが)。

麻酔注射の痛み、確実に麻酔を効かせられているか否かは、担当する医師によって差が出ると思います。

経験の浅い若手よりも熟練した医師のほうが、麻酔のかけ方は上手であろうと思います。

また包茎手術後に大きく腫れて痛みを伴う血種の状態は、熟練した医師が担当すればまず起きにくいと考えます(絶対にゼロ、ではありませんが)。

そういった視点で言えば包茎手術を受けるクリニック、担当医師によって手術中・手術後の痛みは変わると言えるでしょう。

極力手術中の痛みを感じずに、そして手術後も痛みが出にくい包茎手術を受けたいとお考えになるならば、包茎手術の症例が多い熟練した医師を指名して担当してもらうことをおすすめします。

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ネオ形成外科の包茎手術で使用する麻酔について

ネオ形成外科で包茎手術をお受けいただく場合、基本的に局所麻酔で行っています。

治療部位となる包皮に注射し、麻酔薬を注入する方法となります。

当院では局所麻酔も痛みが内容、少量ずつ注射を行い麻酔が効いているエリアを増やす方法で行っています。

この方法によって、注射による痛みは最小限に抑えられます。

なお、注射の痛みが怖い人のために、注射の感覚も取り除く「塗る麻酔(麻酔クリーム)」もご用意しております。


局所麻酔の注射を打つ箇所に麻酔クリームを塗布することで、その部分の感覚が一時的に鈍り、注射の痛みを感じなくさせることが可能です(もちろん感覚が鈍るのは一時的で、勃起や性感に影響はありませんのでご安心ください)。

局所麻酔の注射そのものが怖いという人のために、「完全無痛麻酔」もご用意しています。完全無痛麻酔は薬によって居眠りの状態にし、眠っている間に手術を行う方法です。

マスクで呼吸をしているうちに、または点滴によって眠った状態にし、患部に麻酔をかけたうえで包茎手術を行います。

手術中の音も怖くて聞きたくないという人もいらっしゃいますので、そういったご希望に対応する麻酔となります。

気づいたときには手術は完了しており、しばらく院内で休憩いただいたあとにご帰宅いただけます。

*完全無痛麻酔は麻酔の種類により、手術の4~6時間前から「飲食絶対禁止(うがいのみ可能)」となります。持病や健康状態をお伺いし、無痛麻酔の使用判断を行っております。

麻酔クリーム

クリーム状の麻酔を皮膚に塗布することで、痛みをなくす、緩和することができます。

局所麻酔の注射をする前に麻酔クリームを塗ると、注射を刺す痛みはほぼ感じなくなります。

歯科治療でも歯茎に塗布することもあり、ご存知の人も多い麻酔です。

美容外科治療でも、顔のたるみを引き上げる糸のリフトやヒアルロン酸注射など局所麻酔の注射が行えない治療で使用しています。


ペニスの包皮の感覚を一時的に鈍くしますが、包茎手術後数時間で麻酔クリームの効果はなくなります。

ペニスの性感が鈍る、勃起しにくくなることはありませんのでご安心ください。

リラックス点滴麻酔

我々が「リラックス点滴麻酔」と呼んでいる、いわゆる点滴による麻酔「静脈麻酔」を扱っています。

静脈(血管)に麻酔薬を点滴によって注入し、意識や全身の痛みの消失を促す全身麻酔法となります。

点滴によって眠りにつき、手術が完了するまで眠ったままの状態となります。

痛みを感じない、音も聞こえないことはもちろん、手術中の記憶はほぼないと思われます。


マスク麻酔

口と鼻を覆うマスク(透明なお椀型)をあて、薬を吸引することで眠った状態となる麻酔です。

ゆっくりと息を吸ったりはいているうちに、数十秒から数分で居眠り状態となります。

リラックス点滴麻酔と同様に痛みや感覚がないことはもちろん、手術中の記憶もありません。


麻酔から醒めたあと、お酒に酔った感覚に近い状態となることがあるため、休憩後にご帰宅いただきます。

まとめ:包茎手術での痛みが不安な方はネオ形成外科へ

私と山本院長がネオ形成外科で行う包茎手術は、「痛みをできるだけ感じずに受けていただく」ことを目標にしています。

包茎手術を受けるにあたり一番高いハードルとなるのはやはり、手術中の痛みへの不安が挙がります。

ペニスの皮を切って縫う、と文字に書いただけでも「痛そう」「怖そう」「不安」と男性ならば誰もが思うでしょう。

当院の包茎手術は主に局所麻酔で行いますが、最小限の注射の痛みだけでペニス全体に麻酔をしっかりと効かせることを重視しています。

私も同じ男性として、ペニスの手術に対する不安感、恐怖感はよく理解できます。

痛みへの不安が募り、包茎手術を長年決心できずにコンプレックスを解消できなかったという60~80歳代の人も数多く見てきました。

少しでもハードルを下げ手術を受ける決心をしていただきやすいよう、痛みのない手術、を念頭に置いて診療にあたっています。
私も山本院長も、患者様の痛みへの恐怖心に寄り添って手術を行っています。


痛みが不安で手術を決心できない、ということは恥ずかしくありません。

痛みに弱い男性はとても多くおられます。

痛みの不安も遠慮なく私たちにご相談ください。一緒によい方法を考えましょう。

↘︎ あなたの悩みをお聞かせください ↙︎
柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、ネオ形成外科を開設。▶公式サイトURL:https://mens.fairclinic.jp/about/

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