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包茎手術後に傷跡が残る最悪のケース3選…失敗を避ける方法を解説

包茎手術を長年検討しているが、決心できず迷い続けている人は非常に多くいらっしゃいます。

躊躇される理由のほとんどは、「手術中、手術後の痛みが心配」と「包茎手術の傷あとが周囲にわかってしまうのでは?」という不安によるものです。

今回は、手術後の傷あとを中心に解説します。

包茎手術によって、以下のような不安に感じて一歩踏み出せない人に、ぜひ読んでいただきたい項目です。

  • 女性の前や温泉・スポーツジムで裸になったときに、バレてしまうような傷あとが残るのか?
  • 手術後の結果によって形状が悪くならないか?


形成外科専門医の視点から、実際に傷あとが汚く残る症例の紹介と、美しく仕上げるための治療法をお伝えします。

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また、包茎手術の費用や保険適用については、以下の記事で詳しく解説しております。この機会にご覧いただけると幸いです。

【参考記事】:包茎(ほうけい)手術の費用相場は?保険適用には隠れたリスクも…

包茎手術後に跡が残るケース【クリニック選びに失敗】

症例数が多いドクターにとって、包茎手術は難しい手術ではありません。

ペニスの平常時と勃起時の長さの差を把握し、取り除く皮の量を正確にデザインできれば、きれいな仕上がりの包茎手術が完了します。


ではなぜ傷あとが目立つ包茎手術で悩む人が多いのでしょうか?

どのようなクリニックや手術方法で受けると、傷あとがすぐにわかってしまうような結果となるのか、考えてみましょう。

ケース①経験の浅いドクターの手術によって傷が残る

包茎手術を受けたことが周囲にバレない、わからないような傷あとに仕上げるには、症例数の多い医師が正確にデザインする必要があります。

ペニスは体のほかの部位と異なり、状況・状態(平常時と勃起時)によって長さや形状が変わる箇所です。

そのため、その変化を見据えたうえでどの位置からどれくらいの幅の皮を除去するか、によって手術結果に大きく影響します。

自由診療の包茎手術を希望する患者様は、全員がきれいな治療あとになることを望んで依頼されます。

が、「包茎手術後の傷あとが汚くて悩んでいる」というご相談は非常に多く来られます。

残念ながらすべてのクリニックに、経験のあるドクターが在籍しているわけではありません。

むしろ、きれいに仕上げる包茎手術の方法を知らないドクターのほうが多いように感じるほど、他院の傷あと修正の相談が多いことが現状です。

特に全国チェーンと呼ばれるクリニックは、分院の数に対して在籍医師の人数が圧倒的に足りないため、ほぼ包茎手術未経験のドクターが担当することもざらにあると言われています。


経験のない医師に手術をさせるクリニック側、手術を担当するドクター側のモラルのなさが問題です。

患者様側も、一生に一度の包茎手術を託すのですからしっかりとリサーチし、ドクター選びは慎重になるべきだと思います。

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ケース②包皮がツートンカラーになる

包茎手術の治療あとでもっとも有名な「汚い傷あと」は、「ツートーンカラー(ツートーンカラー)」でしょう。

ペニスの皮はピンク色と茶色の2色に分かれており、陰茎の中央部分付近で色が切り替わります。

包皮を根元付近までむくと、以下のような2色構造になっていることが分かります。

  • 亀頭の下から真ん中くらいまでは薄いピンクの皮
  • そこから根元までが茶色の厚めの皮


薄いピンクの皮は内ばん(ないばん)というビニールのような伸び縮みしにくい性質、茶色の厚い皮は外ばん(がいばん)と呼ばれゴムのように伸びる性質、と2色の皮で異なります。

勃起に合わせて伸び縮みするのは、外ばんの皮とお考えください。

包茎のペニスは内ばんの幅が多いことが特徴で、むいてもビニールのように縮まり亀頭を覆い隠します。

私や山本院長は、もっとも美しい包茎手術と評価される亀頭直下法で行います。


薄いピンク色の皮である内ばんはほぼすべて除去するため(縫合部分を考え、数ミリ残しますが亀頭の真下で隠れます)、手術後はほぼ茶色一色の外ばんの皮が残る形となります(もともと包茎ではないペニスと同じ構造となります)。

一方、ツートン・ツートーンカラーの仕上がりになってしまう包茎手術は、「環状切開法」というピンク色と茶色の色の切り替わりの箇所で皮を切除して縫合する方法となります。

保険診療で行われる包茎手術で、色がはっきりと分かれるため、いかにも「包茎手術を受けました」とアピールするペニスとなります。

ペニスの中央部分に傷がくるため、より手術あとが目立ちやすい結果となります。

保険診療の包茎手術を受ける場合は、ツートンの仕上がりはやむを得ない、と考えてください(保険で行う泌尿器科の医師は、事前にツートーンカラーになることを伝えるはずです)。


傷あとの汚さがトラブルになるのは、「傷あとが分からず美しい仕上がり」と広告し、あたかも亀頭直下法を行うかのように集客したにもかかわらず、ツートンカラーの仕上がりになるケースです。

「きれいに仕上がる」ことを期待して自由診療の方法を選んだにもかかわらず、保険適用の手術と同じ結果に仕上がっては、金額を高く支払って汚い傷あとの手術を受けただけになります。

全国チェーン系クリニックのドクターが行った包茎手術あとを見ると、亀頭直下法の経験がないのか?と思うほど、ツートンカラーとなる症例が多発しています。

保険診療の手術方法しか知らないドクターが包茎手術を担当すれば、傷あとが汚いツートーンカラーになることは当然と言えます。

ツートーンカラーの修正を受ける場合、はじめの包茎手術よりも難易度の高い手術となります。

以下のような判断をする必要があります。

  • よりデザインの正確性が求められること
  • 一度取られている皮をさらに取っても問題がないか
  • 勃起時の皮に余裕があるか


そのため、ツートーンカラーの修正を依頼する場合は、形成外科専門医など修正手術に長けたドクターに依頼することをおすすめします。

安易に「全国チェーンで広告が多く出ているから安心」という選び方をすると、ふたたび経験がないドクターが担当する懸念があり、修正手術を受けたにもかかわらずよい結果にならない可能性があります。

ケース③ペニスの形が変形する

包茎手術はペニスの皮を切って縫えば終わる簡単な手術、と考える人もいらっしゃるかもしれません。

ベテランの専門医が行えばたしかにそうなのですが、経験が浅いドクターが担当することで形状が悪くなって仕上がることも少なくありません。

切除する皮のデザインを行う際、ペニスのオモテ側と裏側で取る皮の幅の見立てを誤り、縫い合わせたときに陰茎の真ん中付近で皮が強くくびれて仕上がることがあります。

くびれができたことで常にペニスに輪ゴムを巻いた環境となるため、小帯(しょうたい:ペニスの裏側)付近が腫れた状態で仕上がり、「ペリカン変形」と呼ばれるペリカンのあごのようにふくらんで仕上がることがあります。

同様にくびれが原因となり、くびれの前と後ろのそれぞれがふくらむ「ひょうたん変形」と呼ばれる形状になることもあります。


包茎手術から1年を経過すると、傷の硬さも取れ包皮も余裕が出てきます。

その時期になっても変形したペニスのままの場合、その後の改善は見込めません。

形状が気になり修正手術を検討する場合、包茎手術から1年が経過したのち、専門医の診断をあおぐとよいでしょう。

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包茎手術後の傷跡が目立っていない症例写真

繰り返しますが、包茎手術は症例数が多いベテランドクターが行えば、きれいに仕上げることが可能です。

自由診療のクリニックでは、「亀頭直下法」「亀頭直下埋没法」と呼ばれる包茎手術がもっとも美しい仕上がりと評価されており、この治療方法を希望して手術を依頼する患者様がほとんどです(ごく稀に、陰茎の付け根部分で皮を切除・縫合する根元切開法を希望なさる人もいます)。


除去する皮を正確に測り、デザイン通りに切除・縫合することで非常にきれいで自然な仕上がりとなります。

担当医の選び方を間違えなければ、美しい包茎手術を受けることは難しくありません。

どのようなドクターが担当するかは、クリニックのホームページに顔写真・名前・経歴を見て確認することができます。

包茎手術を依頼する予定のクリニックのホームページに、上記のような「担当医の紹介」がない、どのドクターが行うか不明、そもそも診察をドクターが行わないなどの場合、経験のないドクターが担当するものとお考えください。

どのドクターが行うかをはっきりと明示しているクリニックへ依頼することが、「満足できる包茎手術を受けられる秘訣である」と言えます。

包茎手術後の症例

こちらはネオ形成外科で行った、亀頭直下法による包茎手術後の写真です。

※人によっては不快に思う方もおられるため、上記写真の閲覧には注意することを推奨いたします

亀頭のカリ首の下の部分に傷が隠れるようにデザインしています。

傷あとは一本の線のような状態で、ふくらまないように工夫して縫合しています。

そのため平常時も勃起時も傷が目立つことはなく、写真の通り「どこに傷があるかわからない状態」に仕上げることが可能です。


せっかく自由診療の手術を選んで依頼するのですから、クオリティの高い手術結果がほしいですよね。

亀頭増大手術後の症例

こちらは亀頭増大手術後の症例写真です。

※人によっては不快に思う方もおられるため、上記写真の閲覧には注意することを推奨いたします

カリ首の全周にリパスGやボラステンなどの素材を注入し、大きくふくらみを持たせる亀頭増大注射。

注射による治療のため、写真の通り治療あとはまったくわかりません。

治療直後は注射針を刺したあとが数か所ありますが、数日間で落ち着いていきます。

また、素材を注射しても凹凸ができることはなく平らなままふくらみます。

また、亀頭に入れた素材が陰茎へ移動することはありませんのでご安心ください(よく質問されます)。

長茎術手術後の症例

こちらは長茎術後の写真です。

※人によっては不快に思う方もおられるため、上記写真の閲覧には注意することを推奨いたします

上記の写真はフェア式長茎術のもので、ペニスの付け根部分を切開しています。

切開法で行う場合と、切らずに糸で靭帯を留める方法があります。

切る方法の場合は1~2.5センチほど切開し、縫合します。

治療部位の陰毛を一部剃るため手術直後は傷がわかりますが、3週間ほどで陰毛は生えそろうため目立つことはありません。


切開部分の傷はやがて一本の線のようになり、女性が近づいても陰毛の中に線があっても気づかれないとお考えください。

なお切らずに糸で留める長茎術の場合は、糸を通した箇所が数日間わずかにへこみますが、やがて平坦になり傷はまったくわからなくなります。

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包茎手術の傷跡が目立たない優良クリニックの選び方

包茎手術の傷あとが目立たず美しく仕上がるか否かは、担当医の技術に大きく左右されます。

誰しも修正手術を受けなければならないような汚い傷あとになる包茎手術を望んでおらず、1回の手術できれいに仕上げてほしいと希望されています。

経験のあるドクターが担当してくれる、上手なクリニックはどのように探せばよいのでしょうか?

実績豊富な医師が在籍

「経験、実績のあるドクターに担当してほしい」と思っても、どのように探せばよいのでしょうか?

受診したクリニックのドクターが、「私は包茎手術経験があり、きれいに仕上げることができます」と言われたら、信じてよいのでしょうか?

手術の経験がどれくらいあるか、はホームページの「院長紹介・医師紹介・ドクター紹介」の項目を見ればわかります。

紹介ページでは、担当するドクターの顔写真、名前、出身大学、専門医などの資格、経歴を記載されています。

仮に自分が行こうとするクリニックのホームページに顔写真付きの医師紹介がない場合、候補から外すべきです。

ドクターの技術を売りにするクリニックが、顔写真や名前を掲載しないことはありえません。

診察している人がそもそもドクターなのかも疑わしく、もはや病院かもあやしいものです。

いまはネット環境が充実し、事前にドクターを調べられる時代です。

クリニックのCM量に惑わされず(日本人はCMが好きですからね。CMをやっているとすぐ信じてしまう)、しっかりとリサーチするようにしましょう。


ちゃんと調べれば、いいドクターに巡り合えますよ。

手術後の症例写真をサイト上で公開をしている

手術に自信があるドクターは、自分の症例をインターネットサイトで公開しています。

ネオ形成外科では、インターネットサイトで症例写真を掲載するのはもちろん、YouTubeでも私柴田と山本院長の手術動画を公開しています。

自信をもって手術をしているので、手術の段取り(麻酔、切除、縫合、注入)や手技を公開することができるのです。


症例写真や動画を公開できない、公開していてもどのドクターが行ったのか明確でない場合、「もしかしたらこのクリニックのドクターの症例ではないかも」と疑ったほうがよいでしょう。

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施術方法や術後の注意点を分かりやすく解説している

施術の方法や注意点をわかりやすく説明する、などクリニックとして当たり前のことですよね。

しかし、売上至上主義のクリニックが多い業界で、ほぼ注意事項や施術方法についての話がなく、カウンセラーからひたすら料金と手術をゴリ押しする話だけだった、というケースを非常に多く聞きます。

包茎手術は外科手術です。

どのような手術方法なのか、どういった術後注意をお守りいただく必要があるかを患者様が理解なさったうえで手術を開始することは当然のことです。

そういった説明がないようなクリニックで、絶対受けてはなりません。

まともな医療機関ではなく、手術後の経過もしっかり診てもらえない可能性が高いためです。

あえてこのようなことを申し上げなければならないほど、いい加減なクリニックが多いことが現状です。

しっかり納得のいく説明をしてくれる医療機関を、選ぶようにしてください。

まとめ:包茎手術に不安がある方はネオ形成外科へご相談を。

今回は、包茎手術の傷あと、形状について様々な例をお伝えしてきました。

満足のいくよい結果を得るために、経験あるドクターが安全に手術を遂行することが絶対条件となります。

包茎手術の経験が浅い、ほぼ経験がないようなドクターに依頼して、傷あとが汚く仕上がる、形状が悪くなったなどのトラブルは多くあります。

インターネットサイトやYouTubeで、顔と名前を出しているドクターも多くいます。

自信を持って包茎手術を行っているからこそ、顔や経歴を開示して患者様と対応できます。

私柴田や山本院長は、サイトや動画で顔と名前と経歴を出し、手術も公開しています。


包み隠さず自分の手技を公開することで、「ここなら信頼して任せられる」と患者様に安心してご依頼いただけると考えています。

安全で満足できる包茎手術のために、ドクター選びはもっとも重要です。

私たちのように担当医を開示し、診察からアフターケアまで一貫して対応するクリニックを選ばれることをおすすめします。

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、ネオ形成外科を開設。▶公式サイトURL:https://mens.fairclinic.jp/about/

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