カントン包茎は無理に剥くと壊死する可能性も!?
登場人物
萩原 靖洋:大学卒業後、包茎増大・美容外科クリニックへ入職。25年で約10万人の患者様をカウンセラー・事務長として対応。
カントン包茎なら気をつける事
萩原:萩原です。今回はですね、えり巻き怪獣ジラース、ウルトラマンに出てきて、えり巻きをベリッとウルトラマンに剥ぎ取られてやられちゃう、という怪獣なんですけれども、なぜこの話からするかといいますと、もちろん今回のペニサプ、包茎と関係がある話に持っていこうと思っています。
萩原:今回の主役はカントン包茎ですね。カントン包茎というのは、皮の出口の部分に輪っかがあります。これがすごく狭いんですね。ギューッと狭いので、おしっこが出る穴ぐらいは開いてますよと。ところが、キツイので全部はむけません。無理すればむけなくはないんだけれども、なるべくむかないで生きてきたカントン包茎の方々ですが、自分でマスターベーション、いわゆるオナニーしてる時は上手に加減ができるんですけれども、勃起してSEXの時なんかに相手の興奮も高まって、「もっと早く動かして♡」とか「もっと奥まで突いて♡」みたいな感じになってくると、本来やっちゃいけない事をやっちゃうんですね。すごくスピードアップして、勃起したペニスを動かしちゃう。どうなるかっていうと、普段むけてない皮がベロンっとむけてしまってですね、ここの部分でグイッと食い込んでしまうという状態。
萩原:途中で痛みでSEXどころではなくなってしまうとか、普段出てない亀頭がビリビリ触れてSEXどころじゃなくなっちゃう、中段するという方もいらっしゃいます。いやいや、「むけて良かったでしょ」という風に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは事故です!むけない方っていうのは、絶対に気を付けないければなりません。むけちゃうと、輪っかがすごくギュッと締めつけた状態になって、輪ゴムがだんだん食い込んでくるんです。前の部分が、指をギュッと握られてるのと同じで、だんだんむくんできます。腫れてくるという事です。時間が経つと、中にも液が溜まったような状態で、パンパンに腫れ上がる。風船みたいになります。
カントン包茎を無理やり剥いたら戻せなくなる
萩原:ここまでいっちゃうと、食い込みが完全に締まっちゃってるので、戻せないです。この高い山を越えられないんですね。むくみは引いていかないですから、この場合はどうするかっていうと、締めつけてる箇所に切れ目を入れて、締めつけを開放してあげる。キツくなっている輪っかを切って広げてあげるっていう事をする必要があるんだよと、思ってください。そうすると、フラットになりますので、余った皮と一緒に、締めつけと中の硬くなってる組織も除去する。絞扼除去、締めつけ除去と言いますけれども、そういった作業で亀頭をきちんと出してあげることができるんですが、これは手術以外はまず解消しないと思います。
萩原:年間で5〜6人ですかね、朝一番で電話がかかってきて、「今クリニックの近くにいます」と。「SEXの時に皮が戻せなくなったので、どうにかしてください」っていう風に、駆け込み寺的に来られる患者様もいらっしゃいます。SEXだけではなくて、マスターベーションの時に自分で興味本位で、つい勃起しながらむいちゃって、そのまま寝ちゃった、むくんじゃった、締めつけちゃった、戻せなくなっちゃった、という事で来られるわけです。患者様から電話かかってきた時に「マフラー状になってます」「えり巻きトカゲのようになってます」という風に緊急で連絡が入るんですけれども。
カントン包茎で皮が戻せなくなったらどうなる?
萩原:この状態のままで今度放置しておくと、指先を輪ゴムと針金で巻いて数日過ごすとどうなるか、これわかりますね。血液がにいかなくなってしまって、亀頭が壊死、要は腐ってしまう。ボロンっと落ちちゃうんですね。カントン包茎の方っていうのは真性包茎より厄介なのは、むいたらむけちゃうかもな、みたいな夢を見ちゃうことなんです。繰り返すうちに、だんだん輪っかが広がってくれるタイプだったらいいんですが、本当にキツイ、真性包茎との境目みたいな感じで無理にむいちゃうと、むけなくなって、亀頭に危険があるという事になります。くれぐれもカントン包茎の方は、自分で興味本位でむかない!SEXの時は細心の注意を払う!
萩原:パートナーの女性から「もっと早く動かして」とか「もっと奥まで突いて」みたいな事を求められても、どうにかなだめて自分のペースでゆっくりSEXをする、という風にしないと大変な事になります。
まとめ
萩原:今回はジラース包茎、えり巻き包茎、カントン包茎、について勉強しました。ではまた、ありがとうございました。
萩原:カントン包茎のままでSEXすると、むけちゃって、戻せなくなって、ヤバイよっていう動画を撮った直後に、霜降り明星の粗品さんが結婚したという報道がありました。粗品さんはYouTubeでも仰っている、自分は強いカントン包茎でむけないけれども「手術はしないんだ」という風に公言している方で、付き合っていた彼女と結婚したんじゃないかなと思うんですけれども、その人とも痛いから挿入はしないよ、という約束のもとで付き合い始めたっていう風にYouTubeで仰っていました。これまさに、粗品さんにも当てはまる話で、粗品さんのようにむけないカントン包茎の状態の方がSEXして不意にむけた時に、戻せなくなって手術しか方法がなくなっちゃうという事もあるので、そこは注意が必要です。健全なSEXのためにも、強いカントン包茎の方は手術をして、臨むべきだと思います!パートナーの方もそれが安心だと思います。